この記事では、「他人のペースに巻き込まれて疲れてしまう」
「自分らしさを保ちながら人間関係を築きたい」と感じているあなたが、
自分のペースを大切にしながらも、周囲との調和を図る方法をお伝えします。
読後には、自分を守ることの大切さと、自分を変えることで状況を好転させる
具体的な方法が見えているはずです。
一人と複数の違い なぜペースが崩れるのか
一人でいるときには、自分のリズムで物事を進められます。
考える時間、動く時間、休む時間
すべてが自分の都合に合わせられるのは心地よいものです。
看護師として働いていた頃、夜勤明けの一人の時間がどれほど貴重だったか。
家事も趣味も、自分のペースでスイスイと進められる時間は、
心の充電に欠かせませんでした。
しかし、複数の人がいる場合は違います。
相手の行動に合わせる必要が出てきます。
家族との時間、友人との外出、職場での人間関係
これらの場面では、自分だけのペースを保つことが難しくなります。
人はそれぞれ—4つのタイプ
人間関係を複雑にしているのは、みんながそれぞれ違う個性を持っているということ。
- そっとしておいてほしい人→静かに自分の世界に浸っていたい、内向的なタイプ
- ワイワイしているのが楽しい人→人との交流からエネルギーをもらう、外交的なタイプ
- 周りとの調和を考える人→場の空気を読み、波風を立てないように行動するタイプ
- 自分の思うように振る舞う人→自分の意見や好みを優先するタイプ
あなたはどのタイプでしょうか?
また、あなたの周りの人は?
看護の現場でも家庭でも、この違いが摩擦を生む原因になることがあります。
しかし、違いを理解することが、最初の一歩なのです。
自分を守るということ—それは弱さではなく強さ
自分のペースを守ろうとすることは、自分を守ろうとしていることになります。
これは「わがまま」でも「協調性がない」でもありません。
むしろ、自分の限界を知り、健全な境界線を設けることは、
長期的に見れば周囲との関係も良好に保つことにつながります。
相手の機嫌に振り回されない
相手の顔色や態度に怯える必要はないのです。
子育てや家庭では特に、
「この言い方だと怒られるかも」
「この行動は批判されるかも」
と常に周囲の反応を気にしてしまうことがありますよね。
でも、自分らしく自分を表現することが、まずは大切です。
相手の感情は相手のもの
相手がプリプリと怒っていたり、不機嫌だったりしても、
それはその人自身の問題であることも多いのです。
人は自分を傷つけられたくないので、
防衛反応として怒りや不機嫌さを表すことがあります。
看護師として様々な患者さんと接してきた経験から言えるのは、
怒りの裏には多くの場合「不安」や「恐れ」が隠れているということ。
この視点を持つだけでも、相手の態度に振り回されにくくなります。
自分から変わる—それが状況を変える鍵
相手を変えることはできません。しかし、自分の反応や態度は変えることができます。
小さな変化から始める
自分の反応パターンを変えるには、少しの勇気と気持ちの持ち方を変えることが必要です。
例えば、
- 「なぜ私ばかりが合わせないといけないの」→「今日は相手に合わせてみて、どんな変化があるか観察しよう」
- 「あの人の態度にイライラする」→「あの人も何か大変なことがあるのかもしれない」
このように視点を少しずれることで、同じ状況でも受け止め方が変わってきます。
意識が行動を変える
意識をすることで、自分の行動も変わってきます。
「今日は家族の話をしっかり聞いてみよう」
「今回は自分の意見をはっきり伝えてみよう」
こんな小さな意識の変化から、行動が変わり、
結果的に周囲の反応も変わってくるのです。
変化ではなく進化へ コツコツ努力の先にあるもの
自分のペースを保ちながらも、少しずつ自分を変えていく
それは単なる「変化」ではなく「進化」です。
コツコツの努力で自分が変わっていることが自覚できると、
それは大きな自信になります。
看護師時代、最初は患者さんとのコミュニケーションに戸惑っていた私も、
少しずつ自分なりの方法を見つけていきました。
完璧を目指すのではなく、「昨日よりちょっとうまくできた」
という小さな前進を喜ぶことが大切です。
未来への一歩を踏み出しているからこそ、
昨日の自分を越えていける—それが進化なのです。
まとめ 自分のペースを守りながら、少しずつ進化する
自分のペースを守ることと、周囲との調和を図ることは、一見矛盾するように思えます。
でも、両方を実現する鍵は「自分を知ること」と「
小さな変化を積み重ねること」にあります。
自分の限界を知り、必要なときには「NO」と言える勇気を持ちつつ、
少しずつ自分の反応パターンを変えていく。
そうすることで、自分のペースを崩されることなく、
でも周囲との関係も大切にしながら、
自分らしく生きていくことができるのです。
明日からの小さな一歩が、あなたの大きな進化につながりますように。
みり

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