この記事では、「毎日に追われて心がモヤモヤする」そんなあなたが、
たった5分のジャーナリングで心の整理整頓ができるようになる方法をお伝えします。
読後には、あなたも今日から実践できる具体的なジャーナリング習慣が身につき、
「こんなに簡単だったの?」と感じるはずです。
「心がもう限界…」そんなあなたの気持ち、わかります
「今日も子どもの宿題を見て、夕食の支度をして、洗濯物を畳んで…
ふと気づいたら、自分の時間なんて全くなかった」
これは私自身が看護師をしながら子育てをしていた頃、
毎日のように感じていたことです。
病院では患者さんのケアに全力を注ぎ、
家に帰れば母親・妻としての役割に追われる毎日。
そんな日々の中で、自分の気持ちを置き去りにしていることに気づいたのは、
ある日突然やってきた「心の疲労感」でした。
あなたも似たような経験はありませんか?
- 頭の中がグルグル回って、なかなか眠れない夜
- 家族に対して、ふとイライラしてしまう瞬間
- 「このままでいいのかな」という漠然とした不安
実は、そんなモヤモヤした気持ちを解きほぐす、シンプルで効果的な方法があります。
それが「ジャーナリング」です。
ジャーナリングとは?看護師の私が実感した5つの効果
看護師として15年以上働いてきた経験から言えることですが、
心の健康は身体の健康と切り離せません。
ジャーナリングは、そんな心の健康を維持するための
「書く瞑想」とも呼ばれる方法です。
単なる日記とは違い、今の気持ちや考えを自由に書き綴っていくこの手法には、
次のような効果があります。
1. モヤモヤした気持ちを整理できるようになる
看護記録を書くように、自分の感情を「記録」することで、
混乱した思考が整理されていきます。
家事と育児と仕事の間で揺れ動く感情を書き出すだけで、
「あぁ、これが原因だったのか」という気づきが生まれるんです。
2. ストレスや不安が軽減される
病院で患者さんのバイタルチェックをするように、
自分の心の状態をチェックする時間を持つことで、
ストレスの蓄積を防げます。
特に子育て中のママは、自分の気持ちを後回しにしがち。
だからこそ、紙に気持ちを吐き出す時間が必要なんです。
3. 自分の感情パターンに気づける
「この状況になると決まってイライラする」「子どもがこう言うと必ず焦ってしまう」など、
自分の感情の癖に気づけるようになります。
これは看護師として患者さんの変化に気づくトレーニングと似ていて、
自己観察力が高まります。
4. 新しい発見や気づきが増える
「実は自分はこんなことをしたかったんだ」「これが本当の不満だったんだ」など、
普段の忙しさに埋もれている本当の気持ちに気づけます。
何気なく書いた言葉の中に、自分の本音が隠れていることがあるんです。
5. 自分を客観的に見られるようになる
感情の渦中にいると見えにくい「本当の自分」が、文字として目の前に現れることで、
冷静に向き合えるようになります。
看護師として患者さんを観察するように、自分自身を観察する習慣が身につくんです。
まず知っておきたい!ジャーナリングの3つの基礎知識
私が実際にジャーナリングを始めたとき、
最初は「きれいな文章を書かなきゃ」「毎日続けなきゃ」
というプレッシャーを感じていました。
でも、それは大きな間違いだったのです。
ジャーナリングを始める前に、
ぜひ知っておいてほしい3つの基礎知識をお伝えします。
1. 日記とは全く違うもの
日記が「今日あったことを記録する」ものなのに対して、
ジャーナリングは「今、頭に浮かんでいることをそのまま書く」ことが目的です。
看護記録のように事実を時系列で書く必要はなく、
思いついた順番で書いていけばOKなんです。
2. 完璧な文章を目指さなくていい
むしろ、完璧を求めすぎると、本来の効果が薄れてしまいます。
誤字脱字があっても、文章が途中で途切れていても、まったく問題ありません。
医療現場での申し送りのように、伝わればいいというスタンスで大丈夫です。
3. 誰かに見せるものではない
これが最も重要なポイントです。ジャーナリングは他人に見せるためのものではありません。
「こんなこと書いたら恥ずかしい」「これって変な考え方かな」なんて心配は無用です。
患者さんの秘密を守るように、あなたの本音も守られた場所で表現していいんです。
忙しいママナースでもできる!ジャーナリングの始め方4ステップ
さて、では具体的にどうやってジャーナリングを始めればいいのでしょうか?
限られた時間の中でも無理なく続けられる、4つのシンプルなステップをご紹介します。
1. 書きやすい道具を用意する
特別なものは必要ありません。お気に入りのペンと書きやすいノートがあれば十分です。
私の場合は、病院のナースステーションでも使えるように、
小さなメモ帳とスマホのメモアプリの2つを使い分けていました。
大切なのは、あなたが「これなら書き続けられそう!」と感じる道具を選ぶことです。
2. テーマや時間を決める
「今の気持ち」「子育ての悩み」「仕事での困りごと」など、
具体的なテーマがあると書きやすいものです。
時間は5分から始めるのがおすすめ。
夜勤明けでクタクタの日でも、たった5分なら続けられますよね。
3. 思いついたことを書き続ける
ここで大切なのは、とにかく止まらずに書き続けること。
「これ、変な文章かも」なんて考え始めると、
せっかくの思考の流れが途切れてしまいます。
バイタルを測るように、その瞬間の心の状態をありのままに記録していきましょう。
4. 書いた内容を振り返る
数日後や1週間後に読み返してみると、
「へぇ、こんなことを考えてたんだ」という新しい発見があります。
振り返りで自分の成長や変化に気づけるのも、ジャーナリングの大きな魅力です。
看護師ママでも続く!ジャーナリングを習慣化させる3つのコツ
夜勤や残業、子どもの行事など、不規則になりがちな看護師ママの生活。
そんな中でも、ジャーナリングを続けるための3つのコツをお伝えします。
1. 隙間時間を活用する
朝の支度が終わった後の5分間、通勤電車の中、
子どもが昼寝をしている間など、小さな隙間時間を見つけることが大切です。
私は夜勤前の準備時間に、その日の気持ちを書き出す習慣をつけていました。
2. 既存の習慣と組み合わせる
毎朝のコーヒーを飲むとき、夜のスキンケアをしながら、
子どもの宿題を見る前など、すでに習慣になっている行動にジャーナリングを”相乗り”させましょう。
バイタル測定のたびにメモを取る看護師の習慣を家庭に持ち込むイメージです。
3. 「完璧」を求めない
毎日書こうと決めても、たまには書けない日があって当然。
特に看護師は不規則な勤務があるので、柔軟に考えましょう。
「今日はダメだった」と自分を責めるのではなく、
「また明日から」と軽く考える余裕を持つことが長続きのコツです。
ジャーナリングでよくある3つの失敗と対策
最後に、私自身も経験し、多くの同僚ナースママたちも陥りやすい失敗パターンをご紹介します。
1.「完璧な文章」を目指しすぎる
看護記録のように正確さを求めすぎてしまうと、かえって書くのが苦痛になります。
対策→「下書き」という概念を完全に捨て、頭に浮かんだことをそのまま書く練習をしましょう。
2. 長時間書こうとして疲れる
「せっかくだから30分は書こう」と思っても、忙しい日には続きません。
対策:たった3行でもOK。量より継続を重視しましょう。
3. 書いた内容を振り返らない
せっかく書いても、それっきりでは気づきが半減してしまいます。
対策:月に1回など、定期的に読み返す時間を作りましょう。自分の成長を実感できるはずです。
さいごに 心の整理整頓から始まる「人生の変化」
看護師として患者さんのケアをする中で、
私は「心と身体は繋がっている」ということを実感してきました。
同じように、忙しい毎日を送るママたちの
「心の健康」も、家族の健康に直結しています。
たった5分のジャーナリングが、あなたの心を整理整頓し、
家族との関係や自分自身との向き合い方を変えていくかもしれません。
今日からでも、ベッドサイドに小さなノートを置いて、
寝る前の5分間だけでも始めてみませんか?
あなたの「心のケア」が、家族全体の幸せにつながることを、
一人の看護師ママとして確信しています。
ジャーナリングを始めるなら、自分へのご褒美として素敵なノートと
使いやすいペンを選んでみてください。
完璧を目指さず、自分のペースで、時には振り返りながら。
そんな気楽な気持ちで始められるのが、
ジャーナリングの素晴らしさなんです。
さあ、あなたも今日から、自分だけの心の整理整頓を始めてみませんか?
みり

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