この記事では、「好きなことだけして生きていきたい」という願望を持ちながらも、
現実との折り合いに悩むママナースのために、
本当の充実感を得るためのバランスの取り方をお届けします。
読後には、「好き」と「嫌い」をどう活用して自分らしい人生を築いていくか、
その具体的な考え方が見えてくるはずです。
「好きなことだけしたい」と思うあなたへ
「好きなことだけして生きられたら、どんなに幸せだろう…」
子育てや仕事に追われる毎日の中で、そんな風に思ったことはありませんか?
私も看護師として夜勤をこなしながら子育てをしていた頃、
「もっと自分の好きなことをする時間が欲しい」と強く願っていました。
でも、少し立ち止まって考えてみると、
「好き」だけを追求することの落とし穴に気づいたのです。
あなたは自分の「好き」と「嫌い」を本当に理解していますか?
自分の好みが何であるか、あなたは把握できていますか?
好きなことは、楽しくてワクワクする、
いつまでも取り組んでいたいことだったりします。
そして嫌いなことは…
- 自分が不得意で苦手なこと
- できれば後回しにしたいこと
- 効果音をつけると「ガーン」と鳴り響くようなこと
これらは誰にでもあるものです。
問題は、私たちがそれらをどう扱うかにあります。
「好きだけ」「嫌いだけ」の人生はなぜ続かないのか
ずっと好きなことだけをしていられたら素晴らしいと思いますよね。
しかし現実はそう単純ではありません。
好きなことだけを追求し続けると、実は二つの問題が生じてきます。
- ハイテンションの限界→ワクワクし続けることで、良いことだったはずなのに体の具合を悪くしていくことがある
- 視野の狭さ→好きなことばかりしていると「好きしか知らない人」になり、好きが崩れたときに違和感しかなくなる
逆に、嫌いなことばかりを抱え込み続けることもできません。
精神的に変調をきたし、体調を崩すことにつながります。
どちらにしても、一方だけを継続して長く続けることはできないのです。
バランスという名の「自分だけの基準」
好き・嫌いのバランスが大切です。
このバランスは、実は人から教えてもらうものではありません。
好き・嫌いの度合いを自分で決めているように、
バランスの基準も自分の中にあるのです。
自分の中の基準を見つけて、物事のさじ加減を知っていくことが大切です。
- 好きばかりでは、嫌いがわからない
- 嫌いばかりでは、好きが逃げていく
好きなことでワクワクする時間と、嫌いなことを少し知る。
そしてまたワクワクを楽しむ…
この繰り返しが、実は人生を豊かにしてくれるのです。
「中間地点」で迷ったときの判断基準
もし好きでも嫌いでもない「中間」だったらどうすればいいでしょうか?
もやもやした気持ちよりも、直感を優先した考えにして自分を信じることが大切になることもあります。
いずれにしても、これは人から教えてもらうことではなく、
自分で考え、決断することなのです。
「嫌い」を乗り越えると見える新しい景色
好きなことしかしなければ、一度「嫌い」が訪れたときに絶望しかなくなります。
絶望から立ち上がるためには、嫌いなところを過ぎていく必要もあるのです。
黙々と耐え、時間をかけて積み重ねた努力が、
やがて希望の花を咲かせることがあります。
好き好きと楽しくルンルンしていては、お花畑の中で遊ぶことしかできなくなってしまいます。
ママナースとしての私たちが知るべきこと
看護の世界では、好きなことも嫌いなことも含めて患者さんのケアをします。
そして子育ても同様です。
覚悟を決めて取り組むことは、決して楽しくないし好きなことだけではありません。
でも、それが私たちを成長させ、視野を広げてくれます。
なりたい自分へと進めるように、好きも嫌いも受け止められる大きな器になっていくことが、
本当の意味での「好きなことをする人生」につながるのかもしれません。
あなたの「好き」は大切です。でも、「嫌い」から学ぶことも忘れないでください。
そのバランスこそが、あなたらしい人生を築く鍵になるのですから。
みり



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