「読んでもらえる」文章の書き方

目次

人は全部を読まない!?

みなさんは、長い文章を全部読むことがありますか?

実は、ほとんどの人は文章を全部読みません。

ちょっとだけ読んで、「あ、わかった」と思ったら、
あとは飛ばしてしまうんです。

これは子どもも大人も同じなんですよ。

ケーキの作り方の実験

小学校で先生が、あるおもしろい実験をしました。

5年生のクラスで、チョコレートケーキの作り方を書いた紙を配ったんです。
そして「この通りにやってみて」と言いました。

紙の一番上には大きく書いてありました

「このプリントをよく読んでから始めてください」

そして、ケーキの作り方がたくさん書いてあって、
最後の一番下に小さく書いてありました

「実は今日は作りません。このプリントを裏返して、自分の名前を書いてください」

さて、どうなったと思う?

なんと、クラスの半分以上の人が、ケーキを作り始めようとしたんです!

材料を出したり、エプロンを用意したり…。

どうして?それは、最初と最後をちゃんと読まなかったから。

真ん中の「作り方」だけを読んじゃったんですね。

大人も同じなんだよ

大人だって同じことをしています。

たとえば、お父さんがスマホで長い説明を読むとき。

大事なことが書いてあっても、全部は読まずに「だいたいわかったかな」と思って、
大切な部分を見落としちゃうことがあります。

学校の先生からのお知らせも、タイトルだけ見て「またいつもの連絡かな」と思って、
中身をよく読まないで、大事な日にちや持ち物を忘れちゃうこともあるよね。

これは「全部読まなくても、だいたいわかったつもり」になるからなんです。

読んでもらうための3つのひみつ

じゃあ、どうしたら自分の書いた文章を読んでもらえるのかな?

3つのひみつをお伝えしますね。

ひみつ1 最初の2行が超大事!

文章の最初の2行で「おもしろそう!」と思ってもらうことが大切です。

いい例 「知ってた?みんなが大好きなアイスクリーム、実は宇宙でも食べられるんだよ!」

あまりよくない例「アイスクリームについて書きます。甘くておいしいです。」

ひみつ2「えっ!?」と思わせよう

予想外のことを書くと、人は興味を持ちます。

いい例 「カレーには実は20種類以上の野菜が入れられるって知ってた?」

あまりよくない例「カレーはおいしいです。みんな好きですね。」

ひみつ3 見やすくしよう

長い文章は読みにくいです。
短く区切って、大事なところは太字にしましょう。

読んでもらうための工夫

  1. 見出しをつける 「今日のおやつ」「明日の予定」みたいに
  2. 短い文で書く 長い文は読みにくいよ
  3. 大事なところは太くする
  4. 箇条書きにする こうすると読みやすいね
  5. 絵や写真を入れる 文字だけじゃなくて、絵があると楽しいよね

やってみよう!

たとえば、友だちにお誘いのメッセージを書くとき。

「明日、公園に行きます。よかったら来てください。」

「明日、大発見があるかも!? 新しくできた公園に行くよ。 一緒に行かない? 大きな滑り台もあるんだって!」

どっちが行きたくなるかな?

まとめ

人は全部を読まない。だから、読んでもらうための工夫が必要なんだ。

  1. 最初の1行で興味をひく
  2. 意外なことを書く
  3. 見やすくする

この3つを意識するだけで、あなたの文章はずっと読みやすくなるよ!

次の作文や自由研究で、ぜひ試してみてね!

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