「自分と合わない人にイライラします」—看護師ママが教える感情コントロールと自分を守る術

この記事では、「自分と合わない人との関わりでイライラしてしまう」
「感情のコントロールが難しい」と感じているあなたに、
看護師としての現場経験と一人の母親としての視点から、
感情との向き合い方と自分を守る方法をお伝えします。

読後には、イライラの正体を理解し、自分の感情をコントロールする具体的な方法と、
自分らしく生きるための選択肢が見えているはずです。

目次

人間関係の明暗 合う人と合わない人

自分と合う人との関わりは、時間を忘れておしゃべりしていたり、
笑顔や笑いをたくさん与えてくれたりします。

ワクワクする人がそばにいるだけで、
心も素直になることができますね。

一方で、自分と合わない人との関わりは…。

看護師として働いていた頃、様々な性格の同僚や患者さんと接する中で、
「なぜかこの人といると疲れる」という経験は数えきれないほどありました。

母親になってからも、ママ友関係や子どもの学校の保護者会など、
様々な場面で「波長が合わない」と感じる人との関わりは避けられません。

そんな時、私たちの中に湧き上がるのが「イライラ」という感情です。

イライラの正体 怒りのメカニズム

イライラの感情は、放っておくと怒りに変わることがあります。

怒りのコントロールをすることを「アンガーマネジメント」といいます。

看護の現場でも、患者さんの急変や予期せぬトラブルに直面した時、
感情をコントロールする技術は命を左右するほど重要でした。

6秒間待つ魔法

アンガーマネジメントの基本として、「6秒間待つ」という方法があります。

この6秒の時を待つことで、脳のメカニズムから怒りの感情が鎮まるといわれています。

実際、強い怒りを感じた時、アドレナリンが分泌され、
その作用が収まるまでには約6秒かかります。

この短い時間を意識的に待つだけで、感情に飲み込まれずに済むことがあるのです。

「合わない」と感じる様々な理由

「自分と合わない」と感じる理由は人それぞれです。

  • 話が合わない
  • 波長が合わない
  • 接する態度が嫌だと思う
  • 考え方が違う

看護師時代、理論派の医師と感覚派の看護師がぶつかるのをよく見かけました。

どちらも患者さんのためを思っているのに、アプローチの違いで衝突してしまうのです。

子育てでも同じこと。教育方針の違いや価値観の違いで、
他のママとの会話がギクシャクすることもあります。

怒りをぶつけた先にあるもの

怒りの思いのままに相手にぶつけると、その時は自分で発散できて爽快感を味わえたとしても、
その後の人間関係がギクシャクして、自分の居場所にもやもやが出てきたりします。

「言わなければ良かった」 「あんな風に怒らなければ良かった」

こんな後悔をした経験はありませんか?

実は、怒りをぶつけることで一時的にスッキリしても、
長期的には関係性の悪化や自分自身の心の消耗につながることが多いのです。

感情のエネルギーを活かす—3つの転換法

では、イライラや怒りのエネルギーをどう扱えばいいのでしょうか?

1. 別の作業に向ける

気持ちを切り替えて、他のことにパワーを使う作業にできると、
思わぬ力で作業の効率を上げることができます。

例えば、

  • 部屋の大掃除
  • 集中的な資料作成
  • 体を動かすエクササイズ

看護師時代、人間関係で疲れた日は帰宅後にランニングをすることで
感情をリセットしていました。

体を動かすことで、溜まったストレスを発散できるのです。

2. 視点を変える

合わない相手にも意志があるので、あなたの思うように変えることはできません。

「この人は変わらない」と受け入れた上で、
「では私はどうするか?」という視点に切り替えてみましょう。

相手の言動をどう解釈するかは、実はあなたの選択です。

同じ言葉でも「批判された」と受け取るか「アドバイスをもらった」と受け取るかで、
その後の感情の流れが大きく変わります。

3. 物理的な距離を取る

ときには、自分が環境を変えるという選択をすることも必要になってきます。

同じ場所にいて、気持ちが沈んで何も手につかなくなる、
自分の持っているエネルギーを合わない相手へ吸い取られてしまうくらいなら、
自分が高められるところへ身を置いた方が心が穏やかになります。

これは「逃げる」のではなく、「自分を守る」ための積極的な選択です。

自分を守るという選択—心の境界線を引く

あなたの気持ちを尊重して進む道を選択していく

これは自己防衛ではなく、自己肯定の行為です。

どのような選択をしていく時も、自分の環境が自分に適しているところであるか、
自分の目で確認して、自分の希望する未来へと前進していきましょう。

状況から逃げるのではなく、自分を守る

状況から逃げるのではありません。自分を守ることが必要になります。

自分の心は誰も守ってくれないのです。守れるのは自分、
自分のことを1番に理解して知っているのも自分です。

看護の現場では「自分が倒れては患者さんを助けられない」という教えがあります。
同様に、育児や家庭でも、あなた自身が心身ともに健康でなければ、
家族をサポートすることはできません。

まとめ 未来は自分で創っていける

「自分と合わない人にイライラする」—これは誰にでも起こる自然な感情です。

大切なのは、その感情に振り回されるのではなく、自分の感情と向き合い、
コントロールする術を身につけること。

そして、時には自分を守るための選択をする勇気を持つことです。

未来は自分で創っていくことができる—揺るぎない心構えとブレのない決断力で、
自分らしい人生を歩んで道を切り拓いていきましょう。

6秒待つ、感情を別の形で発散する、視点を変える、時には距離を置く

これらの小さな実践が、あなたの心を守り、
より充実した人間関係へとつながっていきます。

みり

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